また、具体的な数字を使うという手法もあります。「人気ナンバーワン」といった漠然としたフレーズに対し漠然としたイメージしか浮かばないのとは逆に、「一杯30円で一流カフェと同じ味を自宅で堪能」、「一日100円で毎日プレミアコーヒー三昧」といった具体的な数字は、常に安く良いものを求めている消費者の購買意欲をそそる、形のあるイメージに繋がります。「人気ナンバーワン」と同じ意味でも、「すでに十万人が愛飲しているコーヒー」などとなれば、より実感のあるイメージとなり、「それだけ人気があるなら自分も試してみよう」という気持ちをそそられるようなキャッチコピーになります。
キャッチコピーにおける虚実の境界線は一見紙一重のようにも見えます。意外性を打ち出すためにある程度誇張することも一つの手段ではありますが、誇張と偽りは同じではありません。十万人が愛飲していないものに対し、「十万人が愛飲している」と書くのは偽りですが、人気ナンバーワンを現す手法として「当店でお買い上げの75%のお客様がご愛飲されています」と書くこともできます。キャッチコピーを作る際には、柔軟に物事を考えることも大切です。
このように、キャッチフレーズの手法は一つに限られてはいませんが、これら短いフレーズに求められる結果はどれも同じ、「お客様に商品を手にとってもらう(クリックしてもらう)」ということです。そしてその結果を可能にしてこそ、「売れるショップ」になるための第一歩を踏み出すことができるのです。