ショップであれば、まず集客力を上げることは必須です。日本では近年ブームになっているSEOも、同じ時期にアメリカでは既に死語でした。アメリカの成功してきたショップは、当然の如くマーケティングの重要性に気づいている為、SEOやSEMといった集客法等は常識でしたが、日本のショップの場合、バックエンドのシステム整備には入念であったとしても、マーケティングという側面には、あまりにも無知であったように思います。
今頃、「SEOって大事だよね」とか、「SEMって何?」などの声が出てくるようでは、どんなによい決済システムを整備したとしても、誰も人通りのない、周りが畑の僻地にショップを開いているようなものです。確かにセキュリティが万全だとしても、売上的に成功のしようがないわけです。
日本でEコマースが騒がれだしたのは、かれこれもう7〜8年以上前のことです。当時は誰しもEコマースが魔法のビジネスツールと期待を寄せ、時には多額の初期投資を行い、悉く採算に乗らず失敗していったものです。成功例といえばアマゾンくらいしか聞きませんでした。しかしこれはあくまでも日本の事情なのです。アメリカの場合、無くてはならないビジネスチャネルとしてオンラインショップはしっかりと根付いてきました。勿論広大な土地に点在した住居や車社会、安価なインターネット回線の普及という環境が後押ししていたことは事実です。しかしマーケティング大国アメリカならではの、発展したマーケティング手法がやはり大きかったといえます。
蛇足ですが、このマーケティング意識の欠如は、何もEコマースだけに限ったことではありません。アメリカに進出してくる大手日本企業のビジネス全般にもいえます。ろくなマーケティングプランもなく、とりあえず進出してからどうするか考えていくというような、完全後付発想の企業様を幾度となくお見かけしますが、そういった日本旧式のビジネススタイルで、まず成功した試しはありません。